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洋風?欧風?本場ヨーロッパ諸国の住宅

2021年06月01日
ブログ
こんにちは!マツタホームです。
今回は、ヨーロッパ諸国の伝統的な住宅の外観デザインについて少しご紹介したいと思います。
近年の新しい住宅ではありません。
近年、日本の住宅では、当たり前のように和・洋が混在しており、今や独自のスタイルがメーカーごとに存在しつつ、変化し続けています。
​「和洋折衷」と辞書を引くと、日本風と西洋風の様式を、程よく取り混ぜること。
「折衷」は二つ以上の事物や考え方などのそれぞれよい所を、適度に合わせて一つにすること。
 
とあります。
 
そもそも、和洋の「洋」≒「西洋風」とは?
 
今回は、「西洋風」の外観的特徴をいくつかご紹介します。
あくまで、ヨーロッパ全体的にみられる傾向のことなので、地方によっては異なります。
広く浅くご紹介しますので、西洋風のお家を検討されている方はご参考にして下さい。
 
ヨーロッパ諸国では、
地域でとれる材料を主に使用して建てるのが一般的なので、
個性ある住宅が誕生しました。


平瓦・木造とレンガ造り、イギリスの住宅


平瓦・石造り、イギリスの住宅



茅葺き屋根・石造り、イギリスの住宅
茅(かや)…屋根材に使う草木の総称のことで、具体的にはチガヤ、スゲ、ススキ



茅葺き屋根・漆喰の壁 アイルランドの住宅
西洋漆喰(しっくい)…砕いた大理石と石灰から作られている 


赤い瓦・木造とレンガ造り、ドイツの住宅


木造と石造り 雪が多い高地に佇む スイスの住宅


平瓦・石造り、田園地方 フランスの住宅


木造とレンガ造り フランス市街地の密集した住宅


赤い瓦・石造り、スペインの住宅


赤い瓦・漆喰の壁 スペインの住宅
西洋漆喰(しっくい)…砕いた大理石と石灰から作られている



木造 スウェーデンの住宅
赤い酸化鉄の色を塗るのがステイタスシンボル
 
「構造体や外観デザイン」
・ヨーロッパの住宅は木造より、レンガや石で外壁を積み上げてつくった家が多い。
 
背景
良質な石の調達もできる環境も石文化が発達した要因だそうです。また、ヨーロッパは地震が少ないので、レンガや石づくりでも家が長持ちしたとも言われています。
 
「屋根」
・ヨーロッパ(多雪地域)の住宅の屋根の勾配は急勾配が多い。
・赤い瓦の家が多い。
 
背景
ヨーロッパの中でも、北欧の住宅に見られる急勾配の屋根は、積雪に順応するために発展してきました。一方で、雨が多いイギリスでは住宅の水はけを良くするために、急勾配の切妻屋根が発展してきたと言われます。空に向かって高く、広い空間を作るために発展した教会建築に由来すると言われています。
赤い瓦は、空気を充分に供給して焼く酸化焼成の瓦であり、燃料の薪が少なくてすみ、技術的にも容易なため普及したと言われています。





「窓の形状や位置」
ヨーロッパの住宅の窓は「アーチ型」になっている場合が多く、高窓もよく見られる。
 
 
背景
ヨーロッパの住宅はレンガや石で作られている家が多く、構造上の理由です。また、高緯度の北欧地域では、日照時間の少なさから、日光を大きく取入れやすい高い位置に窓がついています。また、窓回りに額縁のように装飾が見られるお家もあります。
 
 
 
「窓の大きさ」
・ヨーロッパの住宅は日本の住宅に比べると窓は比較的小さめにつくられている。
 
背景
ヨーロッパは日本と比べ湿気が少ないので、換気の必要性が薄く、窓が小さくても問題が少ないようです。また、建築様式によっては重厚な壁ゆえに窓がかなり小さめに造られたり、垂直に長く造られているようです。ただし、リビングに関しては客人をもてなす場として大きな窓を備えている家も多いようです。




このように、ヨーロッパ諸国の伝統的な住宅の特徴や背景を知るとデザインの意味に深みが増してくるように感じます。
一方で、日本の住宅との違い、現代の日本が西洋文化に影響を受けていることなども感じました。
当社でも、○○スタイルと言った用語を使用する機会はありますが、各々イメージしているお家が一緒かどうかはわかりません。
日本でも色んな民家が存在しているように、ヨーロッパ諸国でも様々民家が存在しています。
実際に現地の民家を見て、現地の人に話を聞くのが一番だと思いますので、海外に行く機会があれば立ち寄っていきたいと思います。


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